フィギュアスケートの鈴木明子さん

2008年平成20年11月29日

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フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯第2日は29日、東京・国立代々木競技場で女子フリーなどを行い、SP首位の世界女王、浅田真央(愛知・中京大中京高)が計191.13点で優勝、GP通算6勝目を飾る。

鈴木明子(邦和スポーツランド)は2位。

中野友加里(プリンスホテル)は3位で日本勢が表彰台を独占した。

鈴木明子さんは、1985年3月28日愛知県生まれ。

2002-2003シーズンからは高橋大輔、安藤美姫、 中野友加里らとともにジュニア特別強化選手兼シニア強化選手となり、さらなる活躍が期待された。

東北福祉大へ進んだ1年のとき、突然食事がのどを通らなくなった。

みるみる体重が落ち、摂食障害と診断された。

選手は体重の増加には特に気を配る。

完璧(かんぺき)なカロリー計算を行い、新生活に臨んだ。

しかし、そのきまじめさが災いしたのかもしれない。

愛知県豊橋市の実家に戻り、精神科にも通ったが、スケートへの思いは募るばかりだった。

治療の成果が表れないうちに、鈴木は仙台に戻ることを決めた。

だが、筋肉が落ちた足ではリンクに立つことさえできなかった。

エントリーしていたシニアの国際大会も辞退せざるをえず「体重が15キロ落ちてすべれない状況に泣き崩れた」と当時を振り返る。

師事する長久保裕に勧められ、おかゆを無理にでも口にするようにした。

ダイエットは頭の隅に追いやり、少しずつ体調を回復させた。

1年間はリンクと無縁の生活。それでも鈴木を支えたのはスケートへの思いだった。

「本当に好きだから」。

自分を取り戻すため治療を続け、23歳にして初めてGPの舞台をつかんだ。 

「私の演技で同じ病気で苦しむ人たちが元気になるきっかけになれば」と鈴木。

苦しみを乗り越えた演技は多くの人の心をとらえ、拍手はしばらくやまなかった。

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